JATOはこの度、カリフォルニア州・サンノゼ州立大学の鶴池 柾叡氏を講師としてお招きし、オーバーヘッドアスリートのリハビリーテーション、肘関節傷害の評価とメカニズムに関するEBPセミナーを開催致します。
EBPセミナーは、そのコンテンツに対してBOC(米国アスレティックトレーナー資格認定委員会)の査読がはいったもので、最新のエビデンスに基づくことが認証されたセミナーとなります。
【日 時】
セミナー①:
日本標準時間(JST):2021年11月28日(日)10:00~12:15 ※9:45~入室可能
米国太平洋標準時間(PST):2021年11月27日(土)17:00~19:15 ※16:45~入室可能
セミナー②:
日本標準時間(JST):2021年11月28日(日)13:00~16:15 ※12:45~入室可能
米国太平洋標準時間(PST):2021年11月27日(土)20:00~23:15 ※19:45~入室可能
【場 所】
Zoom(オンラインセミナー)
【CEU】
BOC-EBPカテゴリー 最大5.0単位(3.0単位+2.0単位)
※1.BOCのCEUの付与はJATO会員のみが対象となります。
※2.NSCAおよびJATIの単位の付与はありません。
【定 員】
各セミナー90名
【対 象】
アスレティックトレーナー、ストレングスコーチ、パーソナルトレーナー、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師など
※上記を目指している学生もご参加頂けます。
【料 金】 ※全て税込み価格
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セミナー① (2.0単位) |
セミナー② (3.0単位) |
両セミナー (5.0単位) |
両セミナー (会員更新/新規入会) |
JATO会員 |
3,000円 |
4,500円 |
6,000円 |
3,500円 |
一般 |
4,000円 |
5,500円 |
8,000円 |
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学生 |
2,000円 |
3,000円 |
3,500円 |
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※JATO正会員の場合、このタイミングで会員更新をして頂けると約60%OFFとなります。またこのタイミングで新規入会された場合も同様の割引が適応されます。
※JATO学生会員は「学生」でお申し込みください。
【申 込】
以下のフォームよりお申込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/8ca96ec3238300
【期 限】※期限を延長しました(2021/11/21時点)
申込期限:2021年11月23日(火)23:59まで(日本時間)
入金期限:2021年11月24日(水)15:00まで(日本時間)
【キャンセルポリシー】
1. キャンセルに伴うご返金は、以下の通りとさせていただきます。
□ 全額返金:2週間前(~11月10日)までのキャンセル
□ 参加料の50%を返金:2週間前以降、1週間前(11月11日~11月17日)
□ 返金なし:1週間前以降(11月18日~)
2. 1週間前以降のキャンセルの場合を除き、540円(キャンセル手数料)を差し引いた金額のへご返金となることをご了承ください。
3. 当団体の責に帰すべき事由により、実施が不可能となった場合は、受講者へ参加費を払い戻し致します。その際の振込手数料は当団体が負担致します。
【注意事項】
1. 時間に余裕を持ってご参加ください。セミナー開始後はご参加いただけない可能性がございますので、予めご了承ください。
2. オンライン配信となりますので、各自通信機器とインターネット環境をご準備ください。参加者様側のインターネット環境の不備によりご参加ができなかった場合は単位付与等はできかねませんのでご了承ください。
3. セミナー中の撮影・録音・録画は禁止いたします。
4. セミナー直前にご案内するご視聴用URLは、参加承認された方のみ対象となりますので、無断共有は固くお断り致します。
5. セミナーは日本語で行われますが、配布資料は英語となります。予めご了承ください。
6. 単位付与には最初から最後まで講義にご参加頂く必要がございます。ZoomのTracking Attendance機能を使用し参加時間を確認致します。
7. BOCのCEUs付与はJATO会員のみが対象となります
8. 入金管理上、日本の銀行口座へのお振込みのみの対応とさせて頂いております。
9. お申し込みのキャンセルについては、registration@jato-trainer.orgまでメールにてご連絡いただきますようお願い致します。
【お問い合わせ】 一般社団法人 ジャパン・アスレティックトレーナーズ機構事務局(registration@jato-trainer.org)
鶴池 柾叡 氏 PhD, ATC
San Jose State University, California, USA
College of Health and Human Sciences, Department of Kinesiology
1989年大阪体育大学卒業、1996年インディアナ大学大学院修士課程修了、2010年インディアナ大学大学院博士課程修了(PhD)。
1997年大阪体育大学体育学部生涯スポーツ学科助手、2011年同大学大学院スポーツ科学研究科教授を経て、2012年に米国カリフォルニア州・サンノゼ州立大学准教授に着任、大学院資格後アスレティックトレーニング教育プログラム主任を務める。2020年から同大学CAATE AT教育クリニカルコーディネーターを1年間務め、現在同大学キネシオロジー学科の運動学習を教鞭する一方で、投球肩障害予防の研究に従事。
2002-2005年まで日本アスレティックトレーナーズ機構(JATO)理事、2012年から日本アスレティックトレーニング学会評議員、同学会誌編集委員を務めている。また2016年からBOC認定継続教育単位講師を務める。最近の出版に「スポーツ障害「肩」の治療 −評価からリハビリテーション、競技復帰まで−」(有ナップ)監訳があり、その他分担執筆多数。関連論文には「肘尺側側副靭帯損傷後の手術と保存治療およびその予後―アメリカ大リーグ投手の視点から考察―」「米国野球投手における肘尺側側副靭帯損傷後の手術とその予後および保存治療の現状」日本野球科学研究会があり、英文誌研究論文出版多数。
※どちらのセミナーも日本語で行われますが、配布資料は英語となります。
セミナー①:
【講 義】
ASSESSMENT AND MECHANISM OF ULNAR COLLATERAL LIGAMENT INJURY IN OVERHEAD ATHLETES
投手の尺側側副靭帯損傷の評価および発生機序
【講 師】
鶴池 柾叡 氏, PhD, ATC(Associate Professor, San Jose State University)
【CEU】
BOC-EBPカテゴリー 2.0単位
【概 要】
今回のEBPセミナーでは投球肘尺側側副靭帯(UCL)損傷について研究で明らかにされたことと専門家として知るべきことの溝を埋める。特に2019年以降に出版されたUCL損傷と再建術(トミージョン術)の研究論文を考察する。セミナーではプロ投手におけるUCL再建術後の投球動作と主観的評価の知識と技術を考察する。下記に今回のEBPセミナーの目的を示す。
1.3つの線維束からなる肘UCLで特に前方線維束が投球動作において外反ストレスを受ける。またその線維厚はシーズン中に変化することを理解する。
2. 近位部の浅指屈筋構造からUCL損傷予防を考える。
3. 投手のUCL損傷の罹患数を認識する。
4. UCL再建術後の元のレベルあるいはそれ以上のレベルに復帰できる成績を示す。
5. PRP(多血小板血漿)と重症度を合わせたUCL遠位部と近位部損傷の保存治療をエビデンスを基に比較する。
6. UCL再建術に比べ早期復帰できるUCLインターナルブレース修復術を説明する。
7. 臨床現場の投球プログラムを含むリハビリテーションプロトコールを考察する。
8. UCL損傷の発生機序について考察する。
9. MRIに加えたUCL損傷評価を実践する。
10. UCL再建術後のKerlan-Jobe Orthopaedic Clinic (KJOC) Score(主観的評価)を説明する。
セミナー②:
【講 義】
EVIDENCE BASED PRACTICE IN SHOULDER REHABILITATION IN OVERHEAD ATHLETES
科学的根拠に基づいた投球肩のリハビリテーション
【講 師】
鶴池 柾叡 氏, PhD, ATC(Associate Professor, San Jose State University)
【CEU】
BOC-EBPカテゴリー 3.0単位
【概 要】
今回のEBPセミナーでは投球障害をもつ選手のリハビリテーション運動について研究で明らかにされたことと専門家として知るべきことの溝を埋める。リハビリテーションにおける肩甲骨周辺筋活動の研究論文を考察する。
1. 投球動作の肩リハビリテーション保存治療の重要性を理解した上で関節唇(SLAP)修復後の成績改善を検討する。
2. 上腕二頭筋長頭のめくる(Peel-back)剥離によるSLAP損傷の病理解剖学的過程を明らかにする。その評価方法に背臥位Peel-back模擬があることを理解する。
3. 肩甲骨内旋と前方傾向および肩甲上腕関節内旋制限(GIRD)など投球動作における肩甲骨位置の適応性を理解する。
4. 運動負荷を用いた肩甲骨動的不安定テストを実践する。特に矢状面で行う屈曲伸展動作の有効性を理解する。
5. 臥位から立位姿勢による僧帽筋下部線維と前鋸筋の単純運動から関節連動性の運動を理解する。
6. 回旋筋腱板を活性化するリハビリテーション運動の適切な運動負荷を理解する。
7. 投球動作において僧帽筋上部線維と三角筋の過剰な活性が肩甲骨回旋と肩峰下の隙間を阻害することを理解する。
8. 投球メカニクスに関係する小円筋の役割を棘下筋の活動とで肩外旋と水平外転運動において比較する。
9. 投球動作の選手の小胸筋と肩後部筋群ストレッチの必要性を理解する。