JATOxPBATS ベースボールスポーツメディスンカンファレンス <タイムテーブル>

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1月18日(土)

10:30 - 11:00 受付

11:00 - 11:10 オープニング

11:10 - 12:30 講義 1 菅谷啓之 氏

12:30 - 13:50 ランチョン

13:50 - 14:30 講義 2 Ron Porterfield 氏

14:30 - 15:10 講義 3 Jamie Reed  氏

15:10 - 15:35 休憩

15:35 - 16:35 講義 4 鎌田 一生 氏

16:35 - 17:00 休憩

17:00 - 17:40 講義 5 Matt Toth  氏

17:40 - 18:40 講義 6 Tory Lindely 氏

 

1月19日(日) 

  9:00 -   9:30 受付

  9:30 -   9:40 オープニング

  9:40 - 10:20 講義 7 Ron Porterfield 氏

10:20 - 11:00 講義 8 Matt Toth 氏

11:00 - 11:25 休憩

11:25 - 12:25 講義 9 本屋敷 俊介 氏

12:25 - 13:45 ランチョン

13:45 - 14:25 講義 10 Jamie Reed 氏

14:25 - 15:25 講義 11 鳥井田 淳氏

15:25 - 15:50 休憩

15:50 - 16:50 パネルディスカッション

16:50 - 17:00クロージング

 

*英語の講義は全て日本語への同時通訳が入ります。

 


講義 1:菅谷啓之 氏

タイトル:野球選手の投球肩肘障害に対するアプローチ~日米で何が異なるのか?

 

昨今,日本プロ野球からMLBに移籍する選手が多くなったが,日本人選手が移籍後すぐに肩や肘を痛め,手術になるケースが多い.日本で長年トップ選手として活躍してきた選手が,なぜメジャーに移籍するとすぐ故障するのか?その理由としては,おそらく,先発投手なら登板間隔の問題があるが,環境要因として,ボールの違いやマウンドの傾斜や硬さの問題などが挙げられる.ただし,私が,多くの日本人メジャーリーガーと関わっている経験や,MLB関係のドクターやトレーナーとのコミュニケーションを通して感じていることは,登板間隔や環境要因よりも,もっと明らかな違いが見えてきた.本講演では,これらの違いを述べるとともに,今後の日米両者のすすむべき方向性について述べたい.

 


講義 2:Ron Porterfield 氏

タイトル:プロ野球シーズン中の障害パターン

(In Season Injury patterns in Professional Baseball)

 

慢性、オーバーユースの動きの対する包括的なアプローチとプロ野球選手の身体へのその効果は計り知れない。グランドで起こり、体の機械的連鎖の改善に作用する動きの問題や、そのパターンは足首、股関節、胸郭、肩関節、そして手首への負担となって出現する。安定性対可動性の問題を認識し、何を短縮させ、何を緩めるべきかを理解する必要性がある。投手では上半身の傷害がより多く見られ、野手では下半身の傷害がより多く見られることが明らかになっていることから、適切な安定性のある下半身から地面反力を利用し、コアから上半身への動きを利用することで、傷害のリスクを減らすことができる。

 


講義 3 :Jamie Reed  氏

タイトル:スローイングアスリートの胸郭出口症候群の理解

(Rehabilitation Guidelines Following Thoracic Outlet Innervation)

 

まず初めに、オーバーヘッドスローによって最も影響を伴う胸郭出口症候群特有の機能解剖学について説明する。胸郭出口症候群の一般的な肩と肘の損傷を区別するために行うテストの実演をすることで理解を深め、その後で、保存的なリハビリテーションプログラム、外科的な介入、それに続くリハビリテーションについてお話します。本講義の終了時には、受講者は胸郭出口症候群を十分に理解し、実演されるテストを行うことで、オーバーヘッドスローアスリートがさらに先に進めるように準備が整うはずである。

 


講義 4   鎌田 一生 氏

タイトル:プロ野球におけるピリオダイゼーションの一例

 

オリックスバファローズでは野球というスポーツの中で最高のパフォーマンスを出すためにピリオダイゼーションを活用しています。ピリオダイゼーションとは期分けの事で、どの時期に、どの様なトレーニングを、どれぐらいを行うかを明確にする事で、怪我のリスクを最小限にし、且つグランドで良いパフォーマンスを出せる様に取り組んでいます。今回の発表ではオリックスバファローズで活用しているピリオダイゼーションを1例として取り上げさせて頂き、そのコンセプトを今後皆様の活動の中で使って頂ければと思います。


講義 5:Matt Toth  氏

タイトル:プロ野球における広背筋損傷:高まる懸念

(Lat Injuries in Professional Baseball: A Growing Concern)

 

本講義では、広背筋の解剖学と周辺部位との統合について検討していく。その上で、ケーススタディ、動画による投球メカニズムのレビュー、さらに広背筋損傷リハビリテーションのチームアプローチについて紹介。また、メジャーリーガーにおける最新の研究と傾向についても触れ、講義を通して、広背筋損傷の解剖学的構造の理解、損傷の分類方法、受傷に繋がる投球メカニズム、そしてリハビリテーションのプロセスで考慮すべき点についての理解が深まるはずである。

 


講義 6:Tory Lindely 氏

タイトル:ハムストリング傷害:再発予防と、野球の迅速な競技復帰のための効果的なリハビリテーション

(Hamstring Strains:  Secondary Prevention and Effective Rehabilitation for Timely Return to Baseball)

 

野球を含め数々のスポーツにおいて、ハムストリング傷害による負担とタイムロスの重要性はここ数年増してきている。その結果、アスレティックトレーナーと治療家は、下肢のトレーニング、ハムストリングのケガ予防策、管理、復帰、再発リスクの軽減についてのアプローチを再検討している。このプレゼンテーションでは、これら重要視される分野それぞれについて、野球におけるポジション特性も含めお話しする。さらに、すべてのハムストリング筋挫傷に同じものはないため、アスレティックトレーナー・治療かは、ポジティブな結果を出すために、多分野に長けた専門家となり、ポジション特性のよるアプローチを行う準備をしなければならない。 

 


講義 7:Ron Porterfield 氏

タイトル:野球における電子傷害調査システムーなぜ重要なのかー

(Computerized Injury Tracking System: Why Is It Important)

 

アメリカのメジャーリーグではどのように緊急時医療記録を使用し、その重要性はどのようなものなのかについて講義である。それぞれの選手の傷害歴、練習できなかった日数、整形外科的と一般的健康状態とともに傷害を追跡できることが重要であり、選手の傷害リスク減少に役立てるために、どのようにこれらを使用していくのか検討していく必要がある。年間を通じて一般の健康状態、整形外科的健康状態、手術介入、診断検査、医師の評価、受傷機転、アスレティックトレーナー/理学療法士のトリートメント日報、アレルギー、処方薬などの記録は、将来的に証拠書類となるのである。それらの記録は様々なレベルでのプロ野球、チーム間、組織間、あるいは、メジャーリーグ全体における週間、月間、年間の傷害傾向を可視化できるということである。また、傷害傾向を分析した研究プロジェクトを追跡調査することができるということでもある。選手の記録を提供することで彼らのキャリアを通して、記録を追跡し、以前の状態と同様の一貫したケアを受けさせることもできる。移籍してきた選手などに対して特別な健康と傷害問題の既往歴の知識を共有することを可能にする。最終的には記録は、法廷で医療スタッフメンバーを法的責任リスクから守るための証拠書類にもなるのである。

 


講義 8:Matt Toth 氏

トミージョン手術/肘関節内側側副靱帯(UCL)修復術のメジャーリーグにおける統計レビュー

(Statistical Review of Tommy John/UCL Repairs in Major League Baseball)

 

肘関節内側側副靱帯(UCL)損傷の発生傾向と、UCL損傷の定義、そしてUCL修復術の文献レビューと改訂内容についての講義。本講義を通して、現在のメジャーリーグにおけるUCL修復術の傾向とその理由を理解し、最終的にはどのように最新技術が最適な答えを導く助けになるか議論を進めていく。

 


講義 9:本屋敷 俊介 氏

タイトル:アスレティックトレーナーとして日本球界での取り組み

 

19年前、ATCを取得し、アメリカで学んだことを活かしたいという野望を胸に帰国しました。そこで、日米のトレーナーの知識の違いや、身分の違いに驚き、日本野球界の猛練習などのスタイルも想像以上でしたが、自分のできることを考え、アメリカの良いところと日本の良いところを融合できるように取り組んできました。

 

故障者をいかに防ぐか? 

故障者をいかに早く復帰させるか?

ウェートトレーニングを習慣化させれるか?

野球のパフォーマンスをいかに上げることができるか?

いかに監督コーチ陣と信頼関係を築くことができるか?

いかに選手とコミュニケーションを取って教育していけるか?

 

19年間、トレーナーやリハビリ担当やトレーニングコーチを歴任する中で経験してきたことを基に、ATCとして活動できることを実戦しているメニューなどを交えて紹介したい。


講義 10:Jamie Reed 氏

タイトル:オーバーヘッドスローイングにおける肩関節の役割に対する理解 (Understanding the Role of the Shoulder in Overhead Throwing)

 

投球肩の解剖学についての講義である。投球動作・メカニクスにおける肩へのストレスと、その傷害との関係について検討し、頻発する投球傷害とその最良のリハビリテーションについて解説。手術法とリハビリテーションについても触れ、さらにプリハブの重要性と、コンディショニング維持のプログラムについても紹介。最後に、インシーズンとオフシーズンのピリオダイゼーションについても紹介する。

 


講義 11:鳥井田 淳 氏

タイトル:福岡ソフトバンクホークスでのコンディショニングの取り組みと野球における日米の選手育成の比較

 

福岡ソフトバンクホークスで行われている選手育成においてのコンディショニングプログラムの特徴(ランニング、ウエイトトレーニング、体幹・強化メニュー、体組成測定、食事サポートなど)を紹介し、トレーナー/コンディショニングチームがどのように選手と関わっているかを紹介する。また、日米における私の経験と最近のMLBの事情を踏まえ、選手育成における日米(MLBとNPB)の違いをその利点と課題を考察しながら紹介する。

 


パネルディスカッション:

 

2日間の講義を踏まえ、講師に登壇していただき、ベースボールスポーツメディスンに関わる様々なトピックについて、そしてアスレティックトレーニングの方向性など様々な点について、議論していく予定です。

 


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