第1回JATOxPBATSベースボールスポーツメディスン

カンファレンス

<講師紹介>

 


菅谷啓之, MD

 

船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター長 

米国ハワイ大学医学部客員教授 

東京女子医大整形外科客員教授 

千葉大学整形外科臨床教授 

 

菅谷啓之氏は、年間肩肘手術900件,年間外来診察12000名以上をこなし,多くのプロ野球選手やオリンピック選手などのトップアスリートから一般患者まで広く診療する.ハイレベルな理学療法と関節鏡手術を駆使して,スポーツ選手の場合は如何に最短かつ最高の状態で現場に戻すかを,一般患者の場合は置かれた状況を踏まえて如何にニーズにこたえて日常生活に復帰させるかを常に第一義として診療を行っている.学術面では,JBJS American Volume 論文9編をはじめ英文著書論文約70編,日本語著書論文は250編を超える.また,例年国内外での講演を多数行い,2017年10月には第44回日本肩関節学会を主催した.

 

講演タイトル:講義1「野球選手の投球肩肘障害に対するアプローチ~日米で何が異なるのか?」

 


Ron Porterfield, ATC

 

PBATS会長

LAドジャースプレイヤーヘルスディレクター 

 

ポーターフィールド氏(54)は、ロサンゼルスドジャースで選手の健康管理部門の実行管理者として2年目を迎えている。それ以前は、タンパベイレイズで3年間アシスタントアスレティックトレーナー、その後12年間ヘッドアスレティックトレーナーを歴任。メジャーリーグに昇格する前は、15年間マイナーリーグでの経験を持ち、1988年から96年まで、ヒューストンアストロズの組織で昇格を続ける。その間、ポーターフィールド氏は、ニューヨーク州アーバーン、フロリダ州キシミー、ジョージア州コロンバス、ミシシッピ州ジャクソン、そしてアリゾナ州ツーソンでアスレティックトレーナーとして従事している。1997年、タンパベイレイズに入団、メジャーリーグに昇格するまでマイナーリーグ・リハビリコーディネーターを担当し、2013年にはニューヨークで開催されたメジャーリーグのオールスターゲームのアスレティックトレーナーとして参加。2005年、ケン・クレンショー氏とメジャーリーグ年間最優秀アスレティックトレーナースタッフ賞に選出され、2009年にも、ポール・ハーカー氏、ニック・パラレスタ氏と共に同賞の受賞歴がある。1992年にはテキサスリーグの年間最優秀アスレティックトレーナー賞を受賞。1991年と1992年にはベネズエラ・ヴァレンシアにあるマガラネスのアスレティックトレーナーも経験。

ニューメキシコ州サンタフェの出身のポーターフィールド氏は、NATAの資格保有メンバーで、妻のバーバラ、二人の子供(アレック22歳、アーベイ19歳)と共にアリゾナ州ピオリア在住。 

 

講演タイトル:講義2「プロ野球シーズン中の傷害パターン」

       講義7「野球における電子傷害調査システム」


Rick Griffin, ATC

 

シアトルマリナーズ名誉アスレティックトレーナー

PBATS国際委員会議長

 

1981年、シアトルにあるスポーツメディスン・クリニックにアスレティックトレーナーとしてキャリアをスタートし、1983年にシアトルマリナースのヘッドアスレティックトレーナーに就任。以来、2017年8月には、グリフィン氏がアスレティックトレーナーとしてカバーした試合数は5,500試合に達している。 

 

NATAメンバーの一員として、JATOとPBATSの連携役(リエゾン)を務め、NATAの栄誉殿堂委員会の次期委員長でもあります。

グリフィン氏は、ACSM会員とノースウェストアスレティックトレーナー協会会員であり、1989年から1995年までPBATSのアメリカンリーグアスレティックトレーナー代表理事として活躍。

 

1987, 1995, 2001, 2010年にメジャーリーグオールスターゲームでのアスレティックトレーナーを歴任。またメジャーリーグと日本プロ野球オールスターとの日米野球に1994, 1995, 1998, 2000-2002, 2014-2018年にアスレティックトレーナーとして来日している。

 

またモンタナ州のプロ・ロデオサーキットのサポートもし、ハンティングと釣りを楽しむ。現在、妻のレイチェルさんとワシントン州ボッセル在住。

 

U-25&アスレティックトレーニングスチューデントセミナー

パネルディスカッションPart2 座長

 


Jamie Reed, ATC

 

テキサスレンジャースメディカルオペレーション上級ディレクター

 

ジェイミー・リード氏(58) は、テキサスレンジャーズの組織で16年目を迎える。1997年から2002年の間、タンパベイデビルレイズでヘッドアスレティックトレーナーとして活躍。それ以前の1989年から1996年にボルチモアオリオールズでアシスタントアスレティックトレーナーを務めた。

オリオールズ時代の1995年に、リッチ・バンセル氏と共にその年のメジャーリーグの年間優秀アスレティックトレーニングスタッフに選出された。1989年にメジャーリーグに昇格する以前には、オリオールズ傘下のマイナーリーグ(ブルーフィールド: ルーキーリーグ、ヘイガースタウン: シングルA、シャーロット: ダブルA、ロチェスター: トリプルA)を7年間担当。またアメリカンリーグのアシスタントアスレチックトレーナーの代表としてPBATSの代表理事となり、1999年には新人教育プログラムで講師を務めた。

リード氏は、2003年12月に、日本プロ野球アスレティックトレーナー協会(JPBATS)との意見交換会の為に初来日し、2006年に日米野球の際MLBオールスターチームのアスレティックトレーナーとしても来日。また、2000年と2008年のMLBオールスターゲームでは、アメリカンリーグのアスレティックトレーナーに選出。2001年12月にPBATS会長に選出され、2003年と2005年にも再選出、通算3期に渡り会長を務めた。会長の職を辞した後も、2013年まで前会長として理事会の組織運営に関わっている。米国海軍士官学校があるメリーランド州アナポリス出身、1982年から84年、そして88年にも海軍士官学校のアメリカンフットボールとバスケットボールのアスレティックトレーナーを務めた。リード氏は海軍士官学校スポーツプログラムのアスレティックトレーナー補充の費用を賄うためのレッドロモ奨学金制度の共同委員長でもある。テキサス州グランドプレーリーに妻のジーンと在住、三人の子供と7人の孫たちも全員テキサス在住。

 

講演タイトル:講義3 「スローイングアスリートの胸郭出口症候群の理解」

       講義10「オーバーヘッドスローイングにおける肩関節の役割に対する理解」

 

鎌田 一生, ATC 

      

オリックスバッファローズ

1軍コンディショニング担当アスレティックトレーナー

 

<経歴>

2006 ノーザンコロラド大学

2008 オレゴン州率大学

2008-2010 MLBクリーブランドインディアンズ

2011-2012 NPB北海道日本ハムファイターズ

2013-2017 NPB阪神タイガース

2018- NPBオリックスバッファローズ

 

2001年に兵庫県にある三田学園高等学校を卒業。 2002年米国コロラド州にあるノーザンコロラド大学に入学、2006年卒業。同年に米国オレゴン州立大学大学院に入学、2008年卒業した後、クリーブランドインディアンズのマイナーリーグで3年間トレーナーを務める。 2011年から2年間北海道日本ハムファイターズでトレーニング担当を務め、2013年から5年間阪神タイガースでトレーニング担当。2018年からオリックスバファローズでトレーニング担当を務め、現在に至る。

 

講演タイトル:講義4「プロ野球におけるピリオダイゼーションの一例」


Matt Toth, ATC

 

シアトルマリナーズアシスタントアスレティックトレーナー

 

マット・トス氏は、MLBのメディカルスタッフとして8年目を迎え、その前に10年間マイナーリーグで務めている。

オハイオ州のクリーブランド出身、2001年シカゴカブスの傘下であるメサ・カブス(ルーキーリーグ)のアスレティックトレーナーとしてキャリアをスタート。ミルウォーキーブリュワーズとオレゴン州立大学のアスレティックトレーナーとして野球とフットボールを担当。2006年シアトルマリナーズに入団。

 

 マリナーズでは、6年間マイナリーグのインランド・エンパイヤー(2006年)、ハイデザート(2007年)、ウィスコンシン(2008年)、ジャクソン(2009年から2011年)を担当。

2011年サザンリーグの年間最優秀アスレティックトレーナーを受賞。NATAのメンバーであり、ストレングス&コンディショニングスペシャリスト、NASMを基盤としたコレクティブエクササイズスペシャリスト。

現在は、妻のアニー、息子のアレックス、娘のエリートと共にワシントン州イサクワ在住。

 

講演タイトル:講義5「プロ野球における広背筋損傷:高まる懸念」

       講義8「トミージョン手術/肘関節内側側副靱帯(UCL)修復術のメジャーリーグにおける統計レビュー」

 


Tory Lindley, MA, ATC

 

NATA会長

ノースウェスタン大学上級アスレティックディレクター補佐

ノースウェスタン大学ATサービスディレクター

 

リンドレイ氏は、ノースウェスタン大学の上級アスレティックディレクター補佐であり、アスレティックトレーニング部門のトップとして、18年目を迎えている。ノースウェスタン大学のトップレベルのアスレティックトレーニング、スポーツパフォーマンス、そしてパフォーマンスニュートリションチームを率いるリーダーである。

 

ミシガン州立大学とミネソタ大学出身のリンドレイ氏は、イリノイ州アスレティックトレーニング協会の理事、会長(2006-2008)を務めた後、ミネソタ州とミシガン州のAT協会でリーダーを歴任している。また2012年から2018年には、NATA4区でのディレクターを務め、NATAの理事、そしてNATA副会長を2年経験。そして2018年6月に、リンドレイ氏は、14代目となるNATA会長に選出され、3年の任期中の2年目である。

 

 

2011年にイリノイ州AT協会の殿堂入りを果たしているリンドレイ氏は、2012年にNCAAディビジョン1の年間最優秀アスレティックトレーナー賞や、2016にもGLATAゴールデンピナクル賞を受賞している。

 

リンドレイ氏は、妻のベスや、ジョナ、エヴァン、そしてジェネヴィーブの3人の子供たちとワークライフバランスをとることを楽しんでいる。

 

講演タイトル:講義6「ハムストリング傷害:再発予防と、野球への迅速な競技復帰のための効果的なリハビリテーション」

 

 


本屋敷 俊介, ATC

 

オリックスバッファローズ 球団本部管理部コンディショニンググループ長 

   

本屋敷氏は、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校を卒業し、2001年よりオリックスバファローズに入団。リハビリ担当としてリハビリを主に担当し、2004年よりコンディショニングコーチとしてストレングスを主に担当する。2016年より阪神タイガースに入団し、トレーナーとしてストレングスを担当。2020年シーズンよりオリックスバッファローズにおいてコンディショニンググループ長に就任することが決まっている。

 

講演タイトル:講義9 「アスレティックトレーナーとして日本球界での取り組み」


鳥井田 淳, ATC

 

福岡ソフトバンクホークス

2軍コンディショニング担当アスレティックトレーナー

 

1998 北九州市立大学卒

2002 Plymouth State大学大学院

2002 South County Physical Therapy

2003 ロックフォードリバーホークス(フロンティアリーグ)

2003-2012 MLBモントリオールエクスポス/ワシントンナショナルズ

2013- NPB福岡ソフトバンクホークス

 

鳥井田氏(44)は、北九州市立大学法学部(野球部)卒業後、単身渡米。Plymouth State University(NH)大学院編入後、アスレティックトレー二ングの基礎を学ぶ。同大学院卒業後、South County Pysical Therapy、米独立リーグチームにてアスレティックトレーナーとしての経験を積み、2003年よりMLB Montreal ExposにてマイナーリーグアスレティックトレーナーとしてShort-Season シングルAクラスを担当。2005年よりチーム移転に伴い、2012年までMLB Washington Nationals マイナーリーグアスレティックトレーナーとしてシングルA~トリプルAまでのチームを担当。2013年よりNPB福岡ソフトバンクホークスにてコンディショ二ング担当として1軍、2軍、リハビリを担当。現在、同チーム2軍コンディショニング担当。

 

講演タイトル:講義11「福岡ソフトバンクホークスでのコンディショニングの取り組みと野球における日米の選手育成の比較」

 



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