2014年 3月 16日
(JATOより重要なお知らせ)

ジャパン・アスレティックトレーナーズ機構(Japan Athletic Trainers’ Organization, JATO)は、National Athletic Trainers’ Association(NATA)との間に、“Official NATA Affiliate in Japan”(日本における公式提携団体)としての契約合意文章に調印したことをお知らせ致します。これによって、JATOは、アメリカ国外の団体とし て、世界で初めてNATAによって認められた団体となります。

本日、JATOの年次総会・シンポジウムに、現NATA会長の、Jim Thornton氏をお招きし、この提携を発表する運びとなったことは、JATOにおける17年の歴史の中でも特筆すべき出来事であります。そして、この 契約はNATAの前事務局長であり、長年JATOの活動へ理解と支援をくださったEve Becker-Doyle女史と、現事務局長であるDavid Saddler氏を始め、多くのNATA事務局の御協力と御尽力によって実現されたものであります。

JATOのルーツは、 1986年ネバダ州ラスベガスでのNATA年次総会にて、日本での組織作りに関するプライベートな会合に始まり、1996年6月13 日(木)、フロリダ州オーランドで行なわれた第47回NATA年次総会の会場に程近いピーボディホテルにおいて、NATAの日本人会員およびオブザーバー 48名が出席する中、設立総会を開催し、設立されました。2014年3月現在、170名の会員になり、2016年には設立20周年を迎えます。

1977 年に日本初のATCが誕生し、その後、多くの日本人を受け入れ、私達に教育の機会を与えてくれたNATAの方々の期待に応え、その知識と技術を日 本社会に還元し、よりよいスポーツ環境を構築し、アメリカで生まれたアスレティックトレーニングをこの日本に根付かせ、発展させる一助となることが JATO・日本人ATCの出来る恩返しであることに疑いの余地はありません。

本日のシンポジウムの演題にもありました、 WFATT前会長のDr. Michael Ferraraによる「アスレティックトレーニングの国際教育と資格認定の未来」(The Future of Global Education and Credentialing in Athletic Training")が示すように、世界レベルでのアスレティックトレーニングの基準が形成される日がやってくることも遠い未来のことではないと思われま す。様々な国や地域でのスポーツを取り巻く環境の違いを尊重しながら、JATOはNATAと共に、世界のアスリートとスポーツを楽しむ方々をサポートする 環境を広げていきたいと考えています。

今後とも、JATOのへのご理解と賛助のほど、宜しくお願い致します。