2017年、皆さんにとってどんな1年だったでしょうか? まもなく2018年の幕開け。先日、1日目の講義の内容をお届けいたしましたが、今日は2日目のご紹介です少しお付き合いください。
1日目は「予防と疾病からの回復」がテーマの中心でしたが、2日目は「2020年東京オリンピックとその先に向けてより動きを探求する」内容が詰まっています。
受講者の皆様に聞いていただきたい松本秀男医師の「スポーツ医学 2020そしてその先に向けて」
慶応義塾大学スポーツ医学総合センターで活動される松本先生がみている2020年、そしてその先のスポーツ医学の道筋を共有できる時間になると思います。
動きをより探求、向上するテーマとして里大輔氏の「スプリントをデザインする(講義・実技)」。日本のラグビー代表、ヨーロッパのプロアスリートなどにスプリント、スピードトレーニングを指導されています。今回体に熟知しているアスリートに関わる専門職の皆さんに、アスリートの怪我からの復帰そしてパフォーマンス向上の為に知っておいていただきたい走らせる技術を講義と実技でお伝えしてくれます。
澤野博氏の「動作局面に応じたトレーニング構造(講義・実技)」「疲労とトレーニング戦略(講義)」は、動作の多様性を高めるために、競技における様々な局面での速度変化などに対応できる体つくりに必要なトレーニングのお話と、疲労というとらえどころのない、でもアスリートのパフォーマンスにとってとても大切な要素を科学的側面からプログラムデザインするお話をしてくださいます。世界のトップアスリートのトレーニング管理を担ってきた澤野氏ならではの情報が聞けるはずです。
細川由梨氏には「熱中症研究の最前線(講義)」、Philippe Gribble氏にはアスリートだけでなく体を動かす人全員に関わる「足関節の慢性不安定症(講義)」について、1日目に受講できなかった方のためにも大切なこのトピックについてもう一度お話をしていただきます。
阿部慶太郎氏はアスレティックトレーナーであり理学療法士、現在7人制ラグビーの日本女子代表のストレングスコーチも務めています。怪我の予防、選手のコンディショニング把握とトレーニング強度の設定などの講義と実技を通して、選手のコンディショニング管理方法などより実益の高い内容になることと思います。
2日目もスポーツセーフティー啓蒙を目的として、一般参加者への無料講座をご用意しています。
早稲田実業で日本でいいいつの常勤アスレティックトレーナーである小出敦也氏に学校環境におけるATの役割、問題点、そして日本の中学高校教育現場でのスクールATの必要性などお話していただきます。学校関係者、学生トレーナー、今後教職につきたい学生さん、養護教員など学生の安全と健康管理に従事する皆様にぜひ聞いていただきたい内容です。こちらも事前申し込みで無料となっておりますので、皆様のお知り合いにご紹介いただけましたら幸いです。
この2日間、スポーツ医学に関わる全ての専門職の皆さまと共に学びたいと願っています。
ぜひ多くの方にご紹介いただき、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
今年も1年、JATOの活動をご支援いただきありがとうございました。2018年もJATOを通して、皆様の発展のサポート、そして日本のスポーツ医学の未来の力になる活動をしていきます。一緒に歩みを進めていけることを心より願っています。素敵な年末年始をお過ごしください。
ありがとうございました!!