17JATO アスレティック トレーニング シンポジウム 2016

 

(The 17th JATO Athletic Training Symposium 2016)

 

2016 JATO EBPセミナー No1

 

(2016 JATO Evidence-Based Practice Seminar 1)

 

 

開催レポート(2016.03.02公開)

 

 

227日(土)・28日(日)の2日間に渡って、本年度も第17JATO アスレティック トレーニング シンポジウム 2016を開催致します。本年度も業界をリードする講師陣をお招きし、最新の知見と経験をシェアして頂きます。

 

また、28日(日)には、シンポジウム終了後、2016年第1回のJATO EBPセミナー No1も併せて開催致します。多くの方の参加をお待ちしています。

 

日時:227日(土)・28日(日)

 

場所:早稲田大東伏見キャンパス (東京都西東京市東伏見3丁目4-1)

79号館3階(東伏見駅から徒歩で、マクドナルド左脇の階段をあがり、メイン玄関から入館してください)

 

 

参加費:

シンポジウム

 

1日のみ参加

両日参加

正会員・準会員

10,000

18,000

学生会員

  5,000

  9,000

非会員ATC

20,000

28,000

一般

12,000

20,000

一般学生

10,000

18,000

懇親会

 4,000

 

 

EBPセミナー:

シンポジウム参加者

JATO会員ATC 無料
 JATO非会員ATC 8000
一般 3000
学生

2000

EBPセミナーのみへの参加料金

 

JATO会員ATC 5,000
 JATO非会員ATC 10,000
一般 7,000
学生

5,000

 

振込金額には、シンポジウム参加費、懇親会費(参加する方のみ)、EBPセミナー(参加する方のみ)を合計した金額を下記の口座までお振込みください。振込手数料のご負担をお願い致します。

 

 銀行:三菱東京UFJ銀行

 

口座名:JATO シンポジウム 会計 直幸

 

店番:調布支店 590

 

口座番号:0328561

 

 なお、口座への振り込みを持ちまして、申込手続きの完了となります。手数料は参加者のご負担でお願い致します。また、振り込み確認のメールは、220日以降に一括して行いますので、その旨、ご了解お願い致します。

 

 

タイムテーブル:

(初日と2日目の開始時刻が異なりますのでご注意ください)

 

227日(土)

10:00-10:15

オープニング

10:15-11:30

Dr. Thomas Palmer

"Defining Proximal synergy of the Pelvis, Spine and Trunk: Considerations for Rehabilitation and Training Implications"(講義)


11:30-12:00

スポンサータイム・休憩

12:00-13:15

山本 邦子 氏

”感覚システムを通した中枢神経系へのアプローチによるハイパフォーマンスの土台作り”(講義)


13:15-14:15

スポンサータイム・昼食休憩

14:15-15:45

A: Dr. Thomas Palmer

"Field Assessments for the Proximal Segments: Comprehensive Assessment Techniques for the Mobility-Stability Continuum of the Proximal Segments – Endurance to Power"(実技)


B: 山本 邦子 氏

”感覚システムを通した中枢神経系へのアプローチによるハイパフォーマンスの土台作り”(実技)


15:45-16:00 

休憩

16:00-17:30

A: 山本 邦子 氏
”感覚システムを通した中枢神経系へのアプローチによるハイパフォーマンスの土台作り”(実技)


B: Dr. Thomas Palmer

"Field Assessments for the Proximal Segments: Comprehensive Assessment Techniques for the Mobility-Stability Continuum of the Proximal Segments – Endurance to Power"(実技)


17:30-17:45

休憩

17:45-18:45

JATO総会

18:45-20:15

懇親会

2月28日(日)

9:00-11:00

小泉 圭介 氏

”コンディショニングトレーニング~競泳日本代表チームにおける取り組み~”(Conditioning Training -Japan Swimming National Team's approach-)

 

11:00-11:30

スポンサータイム・休憩

11:30-12:45

武井 敦彦 氏

"Postural Restoration Institute®とは? ~身体機能改善~パフォーマンス向上まで~"(講義)

 

12:45-13:45

スポンサータイム・昼食休憩

13:45-15:15

A: Dr. Thomas Palmer "Training from the Inside Out: Proximal Synergy Sport Specific Training Considerations"  (実技)

 

B: 武井 敦彦 氏

"Postural Restoration Institute®とは? ~身体機能改善~パフォーマンス向上まで~"(実技)

 

15:15-15:30

休憩

15:30-17:00 

A: 武井 敦彦 氏

"Postural Restoration Institute®とは? ~身体機能改善~パフォーマンス向上まで~"(実技)

 

B: Dr. Thomas Palmer

"Training from the Inside Out: Proximal Synergy Sport Specific Training Considerations"  (実技)

 

17:00-17:10

クロージング

 

 17:10-19:10              EBPセミナー  下河内 洋平 氏

          ”非接触性ACL損傷予防のための着地メカニクス”

 

講師紹介

Dr. Thomas Palmer

  University of Cincinnati, Assistant Professor

  Ph.D. ATC. CSCS.

 

"Defining Proximal synergy of the Pelvis, Spine and Trunk: Considerations for Rehabilitation and Training Implications"

    “Core” and “trunk” stability have become universal terms used interchangeably to depict the stability and mobility characteristics of the pelvis, spine and trunk. However, the ambiguous use of these terms in the literature has created confusion among health care providers. The pelvis, spine, and trunk have separate but succinct roles in establishing proximal stability upon which the distal segments can function.  There is a need for more concise definitions which guide clinical practice for assessment and training interventions for the proximal segments. 

    This session will outline the anatomical and biomechanical properties that govern the principles for assessing and training the proximal segments of the pelvis, spine, and trunk. Operational definitions of the functional characteristics for the muscles that support the proximal segments will be presented to enhance assessment and training techniques. Participants will receive literature supported insight to mobility, stability and functional field assessments and training techniques.

  

"Field Assessments for the Proximal Segments: Comprehensive Assessment Techniques for the Mobility-Stability Continuum of the Proximal Segments – Endurance to Power"

This lab will focus on providing common mobility, stability, endurance, and strength/power assessments. Methods for assessing kinetic chain compensation and bio-mischanics for the proximal segments will be presented for practice and clinical implementation.

 

"Training from the Inside Out: Proximal Synergy Sport Specific Training Considerations" 

This lab will outline both static and dynamic proximal synergy training techniques designed to promote sport specific performance outcomes. Here single and multi-planar mobility, stability and strength/power training techniques will be demonstrated for practice and clinical implementation.

 

 


小泉 圭介 Kesuke Koizumi

  日本水泳連盟医事委員/競泳委員

  MS. PT. JASA-AT.

  

コンディショニングトレーニング~競泳日本代表チームにおける取り組み~
(Conditioning Training -Japan Swimming National Team's approach-)

 

 競泳日本代表チームは2015年世界選手権カザン大会において金メダル3個を獲得し、現在も2016年リオ五輪に向けて引き続き強化を続けている。
 
競泳の競技特異性を語るうえで不可欠なのが「水圧」の概念である。陸上環境下で行われる競技では「重力」「床反力」といった概念で動作イ メージが可能であ るが、水泳競技は足のつかない水中環境で行われるため「水圧」の利用がその動作を可能にしている。そして、この水圧が動作の抵抗にもなり、かつ推進力にも なりうる。しかし、パワーを発揮する力源となる筋組織は比重が重いため沈みやすく、筋量過多は競技力にとってむしろ負の要素となりうる。よって、競泳はこの抵抗や比重といったマイナス要素を減らすことで、いかに効率よく推進力を得るかを競う競技であるとも言える。
 我々メディカルチームは、2008年北京五輪後から「障害予防」を念頭に置いてコンディショニングの為のトレーニング指導を継続している。前述のように、動作の効率化が競技力と直結する競泳においては、障害発生要因がパフォーマンス低下の要因である場合も多い。よって、障害予防のためのコンディショニ ングトレーニングが競技力向上に直結すると考えられる。
 今回は、競泳という競技の特異性と日本人選手の持つ身体特性を考慮し、試行錯誤しながら進めているコンディショニングトレーニングの実践についてご紹介させていただく。

 

歴:フィットネスクラブでインストラクターの経験を積んだ後、理学療法士免許を取得。JOC強化スタッフとして複数のオリンピック帯同など、競泳を中心に国際大会の帯同経験が豊富である。体幹トレーニング、水泳選手に対するトレーニング、上肢の傷害評価・トレーニング方法などについて、造詣が深く、学術集会、セミナーなどにおいても講師を努められ、常に好評価を得られている。  

 


武井 敦彦 Atsuhiko Takei

  Passion Sports Training 代表

   ATC, PES, CES, PRT

   

Postural Restoration Institute®とは? ~身体機能改善~パフォーマンス向上まで~

 理学療法士であるロン・ハラスカ氏が創始者で、ネブラスカ州リンカーンに本部があるPostural Restoration Institute®(PRI)ですが、Major League Baseballの多くのチームや他メジャースポーツチームがチームプログラムとしてその考えを取り入れ、パフォーマンス向上は勿論、障害予防としても活用しています。

 また近年日本では、PRI講習が本格的に開始され、スポーツ界でも注目されており、今後益々アスリートだけではなく、様々な問題でリハビリを必要としている人達にも有効活用が出来るのではないかと思います。

 人間の身体を”ASSYMETRY(左右非対称)”として捉え、それに基づき機能評価をし、改善の為のエクササイズを行います。

 是非、皆さんにPRIの世界に触れて頂き、自身のアスリートや患者達をサポートする時のオプションとして付け加えて頂ければと思います。

 

歴:University of Nevada, Las Vegas Sports Injury Management学部卒業、MLB Arizona Diamondbacks マイナーリーグアスレチックトレーナー(2007 Pioneer Leagueベストトレーナー賞受賞)、横浜DeNAベイスターズアスレチックトレーナーを経て、2013Passion Sports Trainingを立ち上げ、プロ~ジュニアアスリートのパーソナルトレーニング指導を行う傍ら、雑誌への連載、そして各種スポーツ医学セミナー講師を務める。他にN’s Methodスポーツメディカル&トレーニングコーチ、一般社団法人日本かしこめし協会理事、日本テニストレーナー研究会代表を務める。

 


山本邦子 Kuniko Yamamoto-Morimoto

  有限会社トータルらいふけあ Total Life Care, Ltd

  MS. ATC.

 

感覚システムを通した中枢神経系へのアプローチによるハイパフォーマンスの土台作り
(Building the foundation of high performance body focused on sensory system via CNS)

人が持つ最大限の能力を発揮するために何が大切なのか?
なぜ人は不調を訴え、自分が望む場所に行くことができないのか?
 私たちの心と身体を統合、そして操作する中枢神経系の土台となる感覚システムの安定を生み出すために必要な方法を、ヨガ的動作、そしてフェルデンクライ スの要素を使って共有していきます。キーワードは、関節の開放、動作内での中心軸の構築、視覚、呼吸、内と外、つながり、関係性。

 

略歴:University of Kansasにてアスレティックトレーナーとして勤務(9703年)後、03年に帰国、劇団四季初常勤アスレティックトレーナーとして、600名弱の団員の健康管理、栄養、エクササイズ、リハビリ指導などトータルなケアに携わる。04年より有限会社トータルらいふけあ設立、代表取締役に就任。09年より、プロゴルファー宮里藍の専属アスレティックトレーナーに就任。講演、執筆活動になど、多方面で活躍されている。動作教育を通じた人間形成のお手伝い実践施設Kyoto MBM Labo主宰。A-Yoga主宰/フェルデンクライスプラクティショナー

 

EBPセミナー

 

下河内洋平  Yohei Shimokouchi

 

  大阪体育大学、大阪体育大学大学院

  ATC. Ph.D. JATI-AATI

 

非接触性ACL損傷予防のための着地メカニクス

 

 

 

 ACL損傷は急激な方向転換やジャンプ-着地などの急激な減速動作を頻繁に行う球技スポーツ選手に発生することが多く、その大部分が非接触性で生じる。その受傷から復帰までに要するリハビリテーション期間が長期であることや、復帰後も機能障害が残ることが多いことなどから、ACL損傷予防はスポーツ選手にとって重要な課題である。

 

 非接触性ACL損傷は方向転換動作や着地動作などの接地直後(0.04秒程度)の地面反力が最大になる時期に生じることが多いと考えられている。このことは、接地直前や接地時の身体位置や筋活動などが、接地直後に身体が受ける地面反力や身体が生み出す内力の大きさ、そしてそれらが身体に働く方向に影響を及ぼし、ひいてはACL損傷の発生リスクにも大きく影響を及ぼすことを示唆している。

 

 ACL損傷発生の約1/3は着地動作中に生じることが報告されている。よって、本講義では、着地動作において、各身体セグメントの位置と地面反力の大きさ及び方向の関係性が、どのようにACL損傷リスクに影響を及ぼすかに関する科学的知見を、運動連鎖の観点から紹介する。そして、それらの科学的知見がACL損傷予防に向けたトレーニング指導へ与える示唆を考察する。

 

略歴:現大阪体育大学准教授。NATABOC-ATC、日本トレーニング指導者協会上級トレーニング指導者(JATI-AATI)。2006年にノースカロライナ大学グリーンスボロ校において博士号(運動・スポーツ科学)を取得。2007年まで同大学においてフルタイムのPostdoctoral Research Associateとして働く。20079月より大阪体育大学に就任し、現在に至る。非接触性ACL損傷及びその予防のメカニズムの解明を研究テーマの主軸とし、研究活動を行っている。昨年全日本インカレを3連覇した大阪体育大学女子ハンドボール部のS&Cコーチとして、スポーツ傷害予防とパフォーマンス向上を目指したトレーニング指導も行っている。他に、日本トレーニング指導者協会調査研究委員、株式会社デジタル・スタンダード顧問、Mueller Japan株式会社専属アドバイザーを務める。